日本香堂ホールディングス

History

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日本香堂グループの歴史

1575
織田信長天下掌握の天正年間、京に『香十』誕生。『香十』初代は、安田又右衛門源光弘。御所御用を務める。鎌倉幕府成立時の遠江国守護源(安田)義定(清和源氏の十二代)末裔とされる。香十第3代安田政清は豊臣秀吉御用、4代政長は徳川家康に仕えたとされる。
1700年代
香十第8代を高井十右衛門が継承。茶道各流派家元へ薫物を納め名声を得る。
「香道具師十右衛門」として記録される。以降代々の香十主人は十右衛門を襲名する。
1800年代
8代十右衛門が書き遺した「香十高井十右衛門薫物家傳調合覚書」は、代々香十主人十右衛門に受け継がれる。茶道家元への「九重」、「若草」、光格天皇の献上薫 物「千歳」などの名香を納める。
香十第14、15代十右衛門は江戸末期の京都の蘭学・博物学者山本亡羊の学塾に参加。60年に渡る研究の一端が遺される。西洋の香り研究の事例、アフリカ原産の西欧の香料タマリンドの種を入手。京の自邸で鉢育の記録が残る。
1909
明治の薫香師鬼頭勇次郎、新時代の線香『毎日香』を発売。
1911
西洋の香水の香りを、日本の香技術で開発した『香水香花の花』を発売。大正浪漫と呼ばれる時代の風潮に伴い日本の新しい香の代表となる。
1942
小仲正規、線香家業形態から株式改組し、東京・京橋に東京孔官堂設立。
1947
小仲正規、鬼頭勇次郎より『毎日香』、『花の花』の商標・製造・販売を譲渡される。
1950
小仲正規、本社を銀座3丁目に建設。『銀座らん月』設立。
1960
香十第17代高井十右衛門李吉、香十薫物技法・名跡を小仲正規に譲渡。
1965
グループ会社『大香』設立。米国ニューヨークに『NIPPON KODO CO., LTD. NY REPRESENTATIVE OFFICE』設立。
1966
株式会社日本香堂に社名変更。
1969
香り専門店『香十』を銀座に設立。
1970
『香港日本香堂公司』設立。
1971
米国ロサンゼルスに『NIPPON KODO, INC.』設立。
1982
ニューヨーク国連本部にて『香道』初公演。以降、日本の香文化の海外発信活動を継続。
1989
フランスのホームフレグランスブランドESTEBAN社と業務提携。
1996
ESTEBAN社を子会社化。
1999
米国インセンスブランドGENIECO社を子会社化。
2003
ベトナム工場開設。
2005
韓国に『萬福堂』との合弁会社『萬福香堂』を設立。
2007
ベトナム新工場竣工。
2008
GENIECO社、米国ウィラート社からインセンスブランド取得。
2011
『日本香堂ホールディングス』設立。
2016
香十京都店開設。
2018
ESTEBAN社、フランス モンペリエにフレグランス工場竣工。
フレグランスブランドKITOWA設立。
2019
銀座本社ビルを日本の香文化の発信拠点にリニューアル。
2022
スペインのスピリチュアルブランドTierra Zen社を子会社化。フランスのホームフレグランスブランドGEODESIS社を子会社化。
2023
仏事サービス企業イオを子会社化。
2025
日本香堂グループ、香十創立より450年を迎える。新たにGIを『香りと旅する』を導入。日光塩谷フレグランス工場稼働。