450年記念サイト 日本香堂グループ

日本香堂グループ450年「450プロジェクト “聞く〜awake your spirit〜”」記者発表

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2025.04.09

日本香堂グループ 450年プロジェクト始動

この度、⽇本⾹堂グループ450年を迎えるにあたり、2025年4⽉8⽇(⽕)より「450プロジェクト “聞く〜awake your spirit〜”」を始動します。
それに伴い、日本香堂グループ450年「450プロジェクト “聞く〜awake your spirit〜”」記者発表を、以下の内容で東京丸の内『東京會舘』で開催いたしました。

日本香堂グループ450年「450プロジェクト “聞く〜awake your spirit〜”」記者発表
日本香堂グループ450年「450プロジェクト “聞く〜awake your spirit〜”」記者発表

第一部

新プロジェクトに関するプレゼンテーション、新CI・新グループスローガン発表・フランスの香文化との関わりに関するプレゼンテーション
(株式会社日本香堂ホールディングス 代表取締役社⾧ 小仲正克、株式会社日本香堂 代表取締役社⾧ 土屋義幸、株式会社ESTEBAN 代表取締役会⾧ ドミニク・アリソン、ゲスト 御家流香道第二十三世宗家 三條西堯水様、司会 住吉美紀 様)

第二部

トークセッション
(デザイナー/アーティスト 篠原ともえ様、アートディレクター葛西薫様(株式会社サン・アド)、株式会社日本香堂 調香師 堀田龍志、司会 住吉美紀 様)

第三部

日本香堂グループの香りを体験できるコーナーや、多彩な香りの展示

本プロジェクトは、「⾹りを聞くことで、五感が磨かれ、時空を超える感覚に包まれる。新たな⾃分へ、内⾯から研ぎ澄まされていく。そういった気付きが生まれる流れを作りたい」というストーリーのもと、2025年4⽉から2026年3⽉にかけて「今までを聞く(過去)」「今を聞く(現在)」「これからを聞く(未来)」の3つの視点から、新事業やプロジェクト、新製品を発表していきます。

物質的な豊かさだけでなく、⽬に⾒えない精神的な価値や⼼の充⾜が求められる時代へと移⾏し、「本物」の価値がより⼀層注⽬される今、当グループは「⾹りを聞く」という体験を通じて、時空を超えた感覚を呼び覚まし、感性をより深く研ぎ澄ます機会を提案していきたいと考えています。

第⼀弾として、書籍『⽇本の⾹』発売をはじめ、御家流⾹道第⼆⼗三世宗家 三條⻄堯⽔ 銘名⾹『羅國しらべ』ならびに平安時代の⾹りを再現した“六種の薫物”、さらに、⽇本⾹堂ホールディングス記念商品『暁霞 -akigasumi-』、⾹⼗記念商品『⾼井⼗右衛⾨ 2025 No.4』を発表します。
⽇本⾹堂グループは、「450プロジェクト“聞く〜awake your spirit〜”」を通じて、次の時代にむけて新たな挑戦を続けてまいります。

書籍「⽇本の⾹」発売

「⽇本の⾹ The scent of Japan」

2025年4月22日発売

書籍『⽇本の⾹』
世界に誇る長い歴史と深さをもつ日本の香文化。
仏教とともに日本に伝えられたとされ、1500年にさかのぼると言われています。
時代の移り変わりとともに香りと人とのあり方も変化してきました。
「日本人にとって香りとは」。
歴史と育んできた文化、美意識をわかりやすいコラムと美しい写真・絵画などの資料でまとめたビジュアルブックです。
日本香堂グループが450年の節目に老舗出版社である誠文堂新光社とともに、類書には無い構成で制作をいたしました。

「香り博」開催

香り博限定商品 EXPO INCENSE

2025年4月18日発売

香り博限定商品 EXPO INCENSE
昨年から開催されている『香り博』は、2025年4月18日~5月18日まで、お香老舗メーカー3社が協力し、銀座と京都の店舗を舞台に開催するイベントです。
「長年培ってきた知識を共有し、香りの魅力を高め、多くの生活者の方々に、日本の香り文化を伝えたい」という想いでスタートしました。
『FRAGRANCE OF THE WORLD ―世界の香り―』をテーマに、香体験のワークショップ、スタンプラリーに加え、今年は共同で『香り博』ブランドの開発が進み、企業の垣根を超えた商品開発に発展しました。

「座香十」リニューアル

2019年に『⽇本の⾹り⽂化の継承と創造』をテーマに、⽇本の⾹⽂化を楽しみながら、知り・学び・創る場として⾹⼗銀座本店、オンラインでスタートした『座⾹⼗』。
450年を機に、⽇本の⾹⽂化体験の場を鎌倉・寺院と広げ、インバウンド向け⾹体験などメニューも充実化し、4⽉18⽇リニューアルします。

⾹⼗ 新作お⾹「⾼井⼗右衛⾨(たかいじゅうえもん)2025 No.4」発売

2025年4月18日発売

新作お⾹「⾼井⼗右衛⾨(たかいじゅうえもん)2025 No.4」
清和源氏の末裔、安田又右衛門源光弘を初代とする香十は、天正年間の初め、京で創業し御所御用も務めていました。
香十第四代は徳川家康公に召され、駿府と江戸を往還し京に名跡の地歩を築きます。
江戸時代に名跡香十第八代を継承した高井十右衛門は香具師十右衛門として茶道界に名の知られた香の名人です。十右衛門による香十銘香(練香)は、光格天皇献上香「千歳」をはじめ、茶道各流派家元に納め続けた数々の銘が記録に遺されます。
第八代として「香十 高井十右衛門 家傳薫物調香覚書」を書き残し、その技術と理念を今日に伝えます。

この伝統を継承し最高の香原料と最新の技術で丁寧に心を込めて創香されたのが「高井十右衛門」の名を冠するこの逸品です。
透明感のある梔子と華やかな薔薇が乳香や白檀と調和したみずみずしい香りです。

御香
内容量:50本入 香立付
価格:3,300円(税込)

平安時代の⾹りを再現した「六種の薫物(むくさのたきもの)」発売

2025年4月18日発売

平安時代の⾹りを再現した“六種の薫物”(むくさのたきもの)
「六種の薫物」は平安期を代表する薫物(練香)です。
「梅花」「荷葉」「侍従」「菊花」「落葉」「黒方」の六種類。
伝来する家や、調合する人物によってその処方に違いがあり、『薫集類抄』や『香秘書』は古くからの香の処方や原料の扱い、保管の方法など細かく記されています。そのような貴重な書から香合わせの達人の処方を再現し、450年記念の「六種の薫物」を限定で製造した逸品です。

「梅花」 源公忠処方 沈香や占唐に丁子の酸味が効いた、梅の花に似せた華やかな香り
「荷葉」 山田尼処方 沈香や白檀などを用い、清涼感のある蓮の花に似せた軽やかな香り  
「侍従」 八條宮処方 沈香や甘松に熟鬱金が調和した秋風のような落ち着いた香り
「菊花」 白河院、平忠盛処方 沈香や甲香、薫陸など用い、菊花に似せて作られた香り 
「落葉」 後小松院処方 沈香や甲香、麝香などを用い、落葉がはらはらと散るような香り
「黒方」 朱雀院処方 沈香や麝香、丁子を豊富に用い、重厚かつ格式の高い香り

練香
内容量:3粒
価格:4,950円~5,500円(税込)

「羅國 暁霞(らこく あきがすみ)」発売

2025年5月1日発売

羅國 暁霞(らこく あきがすみ)
春の暁に、未来を映す霞。
いくえにも重なる彩雲は、希望を翼にかえ舞い上がる鳥のよう。
この儚くも神秘的な情景に、香の世界で羅国と呼ぶ、清らかな甘みをもつ沈香がとけあい「羅國 暁霞」がうまれました。
その香りは、涼やかにはじまり、ゆっくりとやわらかな世界へ。
やがて、静かに香り立つ、洗練された気品ある甘さが、広く心と空間に放たれます。

御香
内容量:30g
価格:20,900円(税込)

「伽羅富嶽」発売

2025年5月1日発売

遥か古より天与の香木の香気に、人は大いなる高貴麗境へ誘われるものとして、至高の価値を見出してきました。
希少貴重な香木より、極めた技で創り上げたこの御香。
蓬莱山とも讃えられる不二にして不死の清峰に擬え、「伽羅富嶽」と銘されました。

伽羅富嶽 雲

燻る薫りが時とともに趣を変え、静寂で柔らかに広がる雲海のように、人の心を揺さぶり満たす、唯一無二の空間へと誘う至高の御香。
贅を尽くし調合したベトナム産沈香の深邃な甘味、ボルネオ産沈香の平穏で静寂な豊潤さを含む酸味と辛味、そして溢れくるこの薫りがどこまでも漂うよう、技を極めて豊かに用いた 希少貴重な最高峰の香木伽羅で香全体をまとめあげた、悠久の時を刻む薫りの逸品です。

御香
内容量:60本入
価格:1,100,000円(税込)


伽羅富嶽 円

至上の宝、伽羅。
長い時を超えて、大地がその懐ではぐくむ香りは、天地自然の理と知をそなえた香気。
ベトナム産沈香の品格ある甘味、ボルネオ産沈香の力強い辛味、インドネシア産沈香の穏やかな酸味が生みだす薫りを、最高峰の香木伽羅で包みこみ、天と地と融和する御香に創り上げました。
時とともに無限に変化していく薫りの世界を、ご堪能いただく逸品です。

御香
内容量:60本入
価格:330,000円(税込)